ひきこもり・ニートのエネルギーを外部(保護者側)から貯める方法

結論

ただひたすら聞いて、反論をしない事が最も大事です。「なるほど」「そうなんだ」「大変だね」と、聞き続けるだけでエネルギーは貯まっていきます。何故聞くだけでエネルギーを貯める結果になるのかを、下記で詳しく解説していきます。

考えるのをやめて人に委ねれば楽になる

ひきこもり・ニートは何もしていないように見られるのに、いつも疲れていることが多いです。これはそもそも生きる為のエネルギーが少ないからです。エネルギーの総量が少ない状態が続くと、心の器が小さくなっていきます。不健康な心のダイエットのようなもので、胃と同じように心の器が小さくなるのです。

いつも疲れている人は、行動を起こすのに通常よりもエネルギーを使う傾向にあります。考え始めるとやたらと時間をかけてしまい、決断が遅く、裏切られるのが怖いので判断のすべてを人に委ねることもできません。それなのに、基本的に指示待ち人間です。

考えることを人に委ねることができてしまえば、自分で使うエネルギーをかなり減らすことが出来ます。自分で考えて行動を起こすには最低4段階のステップが必要です。

  1. 想像
  2. 計画
  3. 判断
  4. 実行

どういう結果が望ましいかを考える想像。現状を把握して実行に移せるようにする計画。計画が現実的であるかどうかの判断。最後に現実の行動として実行されます。こうしてステップを踏むことで、初めて行動が生まれます。

いつも疲れている人は1~3にエネルギーを注ぎ込む傾向が強いです。それも、ネガティブな不安に注意しすぎてしまうので、起こってもいない失敗を仮想的に体験してしまいます。結果として、アレもダメ。コレもダメだと思い込んでいきます。

失敗することへの恐怖が過剰な状態ですので、人の勧めてきた提案にすぐ乗る事もできません。要するに自ら【八方塞がり】を作り出し、その中で苦しみ続けているのです。

委ねてもらうにはどうすればいいか

何故、彼(彼女)はあなたの提案にすぐ乗れないのでしょうか。あなたはこの記事やブログ、または新聞やネットニュースなどのコラムを読んでいる中で、「それは違うと思うな」と感じたことがありませんでしょうか?もしあったなら、それは信頼関係が不足している証拠です。

信頼関係がきちんと構築されていれば、たとえ自分の思っていることと違えど「そういう考え方もあるのか」「そう捉えることもできるのか」などの否定のない意見が出てくるはずです。相手の意見や気持ちを尊重できない時点で、信頼関係は構築できていないのです。

あなたは、彼(彼女)と信頼関係が作れていますか?きっと、多くの人はNOと答えるでしょう。彼(彼女)の言っていること、考えていることはよくわからず、あなたの言葉に耳を貸さないことにも疑問を覚えていると思います。

彼(彼女)のことを信じていない、信頼関係の成り立っていないあなたの言葉を、どうしてあなたよりも人生経験が少なく、弱い彼(彼女)が受け入れることができるのでしょうか。この記事やブログ、または新聞やネットニュースなどのコラムへ感じた違和感と同じものを覚えてしまっているのです。

なので結論としては、あなたが変わることで、彼(彼女)を変化させることになります。今までのあなた、今のあなたでは積み上げられなかった信頼関係を、これからのあなたが作っていく必要があります。

どういう変化が必要か

今まであなたは子供がひきこもり・ニートから変わるためにさまざまな勉強をなさったと思います。このページを読んでいるくらい、勉強熱心で、一生懸命な人です。ですが、その勉強は、誰を変える為のものでしたか?

やや詭弁のようになってしまうのですが、彼(彼女)が変わることがスタート地点だったりしませんでしょうか。果たしてそれはスタートとして正しいものでしょうか。彼(彼女)が変わることこそがゴールではありませんか?

目的のために、自分の知ったこと、思っていることを教えた、与えただけになっていませんか?本当に、教えたものを吸収してもらうのが目的でしたか?自分の内側から変化して欲しいと望んでいませんでしたか?

正しいゴールへ向かうためには、正しいスタート位置を見付けることが肝心です。習った技術・スキル・知識は無駄ではありません。今までと使用方法を変えていきましょう。あなたは今まで、どうやって・どのようにその習ったことを使用していましたか?

彼(彼女)のため?健全な家族になるため?自分のため?正しい使用方法とはいったいなんなのでしょうか?普通、ぼんやりとしていて分からないと思います。では何故、わからないのに今まではそれを使っていたのでしょうか。

正しい使う理由を考える

あらゆる道具には利便性と危険性があります。包丁は人に向けてはいけませんが、食材には向ける分には優秀な道具です。スマートフォンもぶつけられたら痛いですが、とても便利なツールです。知識やスキルも同じです。

正しく使えば便利だったり、素晴らしい物ですが、使い方を誤ると人を傷つけたり損害を与えることができます。今までのあなたの知識の使い方で、彼(彼女)が変わって来なかったのは、適切な使い方ができていなかったのかもしれません。

きつい言い方になりますが、結果として【彼(彼女)に変化が見られない】のなら、アプローチが間違っていたということになります。風呂上りでタオルが欲しいのに、あなたは服を着せたがっていたのかもしれません。

彼(彼女)がどうして欲しいか、どうなっていきたいか、聞いたことはあるでしょう。ですが、答えはぼんやりとしているはずです。何故なら本人が理解していないからです。あなたは彼(彼女)の一番の味方であり、理解者にならなければいけません。

そうすればどうして欲しいかが分かってきます。「断定口調が嫌だった」と言ってくれれば、温和に質問する口調に変化でき、彼(彼女)の心は少し開かれると思いませんか?今まで、あなたはあなたなりの、最大限の優しさと愛情を持って接していたことでしょう。

それが間違っていた。なんてことは絶対にありえません。ただ、彼(彼女)に合っていなかっただけです。あなたが子供を思う気持ちは必ず正しいものです。この辺境のサイトを見付けている時点で、誰でもわかる事です。

相手を本当に知るということ

人は自分の見たい相手を見ています。自分なりのフィルターを通して物事を判断しています。自分の見ている現実だけが、正しい現実ではないということです。「あの人は嫌な人だからきっと結婚もできないだろう」と思っていた人が、愛妻家だったり、子煩悩だったりすることはよくあることです。

相手の望みを正しく知れば、今まで空回りしてしまっていた、技術・スキル・知識が十分に力を発揮できます。長くなったので一度話を整理します。

  1. 考えることを人に委ねることで楽になる
  2. 安心して委ねられる信頼関係を作る
  3. 信頼を得るために相手ではなく自分が変わる必要がある
  4. 理解できた相手に正しく知識やスキルを使う

あと必要な事は相手の理解だけです。そこで出てくるのが寄り添いの気持ちです。頷いてくれる人は味方です。相談を聞くことが多い人は自分の意見を通そうとしない人が多いです。「そうなんだ」「分かるよ」と言ってもらえるだけで、気持ちはスッキリするのです。

 

よくあるケースなのですが、「最近体がだるくて・・・」と話した時に「分かるよ、そういう時は朝晩ストレッチして・・・」と、すぐアドバイスしてしまう人がいます。「だるくて・・・」と言った人は、アドバイスを求めているわけではありません。

「だるくて・・・仕事があまりにもキツイから辞めようと思って」という話だったのかもしれません。相手のためを思ってアドバイスしたことは、実は【自分が話したいことを話した】ということだったりするのです。

相手が求めることは、「そうなんだ、どうしたの?仕事忙しいの?」など、【自分の話を聞いてほしい】のです。聞いていくうちに、「こういうときどうしたらいいかな?」と質問されたら「朝晩ストレッチすると・・・」と、返せばいいのです。

これが、相手を思い、相手に寄り添うことです。信頼関係を築くのに大切なのは、相手に話の主導権を渡すことです。これはすぐに始められることなので、是非活用してみてください。

まとめ

とにかく相手を否定しないことから始めることが大切です。ひきこもり・ニートは自信を無くし、心の否定に対してとても敏感になっています。近くにいる人が信じてくれている、理解しようと努めてくれていることを分かってくれれば、提案も受け入れやすくなります。

悩み・苦しみを直接取り除くことはできません。あなたが彼(彼女)のエネルギーを貯めてあげる方法は、一番身近で最良の味方であり理解者になり、彼(彼女)に最も合った提案をしてあげることです。

 

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