コラム【引きこもりは、誰にも分からないSOSしか出せないんじゃないだろうか。】

例えば。

「透明のコップで牛乳を飲んだ後に出来る
半透明の乳白色の膜は綺麗ですよね。」

と、思ったりするのですが
そもそもあの膜が
綺麗だと思っている人が
どの程度いるのか、

そして、こんなことを
二行に漢字いっぱいで書いて、
これは誰が読みたがるのかってことを
考えます。

多分、
【誰にとっても大したことがない】
そんな文章だと思います。

これを誰かの小さな、
本人からすると大きな悩みに変えてみます。

「僕は人の視線が気になって
外を歩くことができません」

これでも、
多くの人には届きません。

「そうなんだ。」
「そんなことじゃ生きていけないぞ」
「気にしてもしょうがない」

 

受信力というものがあるとして、
それを感受性と呼んでいるならば

僕が感じた牛乳の膜の美しさが
特異な感受性によるもので、
多くの人に伝わらないものならば

僕が発する情報は
そう多くの人に共感を覚えてもらえない。

 

僕は、僕なりのSOSを出した記憶がある。

【いつも誰かに監視されている】

人の視線や興味が耐えられない
僕が言えたのはこれだけだった。

僕の両親は
自分たちが一生懸命目にかけていたことを
逆に捉えられたと思ってしまった。

誰にも伝わらないSOSは
親の苦しみの種にしかならず、
傍から見れば、無味乾燥な文字の羅列に見られる。

本人からしても、
掴み所のない悩みや苦しみだったりする。

ハッキリと輪郭を持って
本人の前に現れれている悩みは少ない

太っているだとか、
金がないとか、

分かりやすいものだけだ。

それも、本当は
〇〇だから太っているのが悩みという
本音が隠されている。

 

そもそも言いづらい悩みの
更に隠された本音部分の
恥ずかしい言葉なんて、

少し聞いたくらいで
誰にでも通じる言葉で
出てくる訳がない。

分かって欲しいけど、
伝えたがっていないのがひきこもりで、
だから厄介なのだ。

 

【分かって欲しい】
そう思っても、そもそも伝えるエネルギーがなく
伝える技術や手法を知らなければ

その思いは、
誰にも知られず蓄積していく。

今はそれを掘り出して、
分かりにくすぎる本音を
分かりやすい形に直すことを
仕事にしたいと思っています。

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